「監督不行届」とは?安野モヨコが描く、庵野秀明監督との結婚生活ストーリー漫画&アニメ ~あらすじや感想まとめ

監督不行届(安野モヨコ作)の漫画・アニメを見た男性

どーもー、先日原宿のラフォーレにて開催された「エヴァンゲリオン展」に行ってきた「ゆとり」でーす。

そこでは、エヴァ(新劇場版)の歴史はもちろん、他の庵野秀明監督作品(シンゴジラ等)、スタジオカラー作品、

そして、庵野秀明監督の嫁である「安野モヨコ(漫画家)」が描き下ろした「監督不行届」という漫画も紹介されていました。

(当日の模様については、以下)

→ エヴァファンの僕が、エヴァンゲリオン展(スタジオカラー10周年記念イベント)に行ってきた ~庵野秀明監督の特撮博物館等も

※庵野秀明 : エヴァンゲリオンの作者・監督で、その他最近(2016)では「シン・ゴジラ」の監督も努めている。

※安野モヨコ : 庵野監督の嫁であり、有名漫画家でもある(以下、代表作)

  • 「シュガシュガルーン」 : 第29回講談社・漫画賞児童部門を受賞、後にアニメ化
  • 「ハッピー・マニア」 : 後にドラマ化
  • 「さくらん 」: 後に実写映画化
  • 「働きマン」 : 後にアニメ化・ドラマ化

その他、多数の漫画、エッセイを描いている。

そして、

「監督不行届」という作品では、庵野秀明監督と安野モヨコさんの結婚生活を、嫁目線で描かれた漫画で、30万部以上を売り上げている。

・2005年に単行本化
・全1巻

(オタク四天王であるカントクくん(庵野監督)に、振り回されるロンパース(安野モヨコ)の日常生活が基本的なストーリーとなっています。)

※本編にて、安野モヨコさんが「ロンパース」という呼び名になっているのは、デフォルメされた自分のキャラが、赤ちゃん体型でロンパースを着ているから・・・なんですかね?

彼女の対談集:「ロンパースルーム」でも、タイトルにその言葉が使われているので、まぁ縁(ゆかり)はあるんでしょう。

また、「監督不行届」は、のちにTVアニメ化もされている。

・2014年4月-7月
・全13話

というわけで今回は、「監督不行届」のあらすじ詳細や感想。

そして、アニメ版と漫画版との違いについても、順にまとめています。

以下、目次。

  1. 「監督不行届」漫画版のあらすじと感想
  2. TVアニメ版と漫画版との違いについて ~EDテーマや、EDメッセージもまとめています
  3. 最後に・・・「監督不行届」についての庵野監督インタビューから感じた事 ~安野モヨコとの夫婦愛や関係性

「監督不行届」漫画版のあらすじと感想 ~安野モヨコが描く、旦那:庵野秀明監督との結婚生活

まずは、漫画版のあらすじを各話ごとに、以下にまとめてみました。(全21話+番外編)

  • 1話 : 2人が結婚するところから。ロンパースのオタク嫁道がはじまる
  • 2話 : 猿島(仮面ライダーの聖地)に行く
  • 3話 : 富士急に新婚旅行に行く
  • 4話 : オタク用品によって、家(部屋)が変わっていく
  • 5話 : 「メガネ、髭、Tシャツ、短パン、サンダル」がデフォルトのカントクくん。食生活等を見直してダイエットを始める
  • 6話 : 監督の看病
  • 7話 : アバレンジャーを毎週わざわざ早起きして観る
  • 8話 : ドライブ中、カントクくんの選曲は必ずアニソンや特撮主題歌
  • 9話 : 人間ドックの検便エピソード
  • 10話 : カントクくんが病気になった時の話
  • 11話 : 二人に役者の仕事がきた時の話
  • 12話 : 学生時代にカントクくんが、自分がウルトラマンになる映画を作った(自主制作映画)
  • 13話 : 数日お風呂に入らず、着替えもしないエピソード
  • 14話 : ロンパースの両親が東京に来る
  • 15話 : リニア・モーターカーの試乗会に行った時の話
  • 16話 : 嫁が占いを受けた話
  • 17話 : 家を買った時のエピソード
  • 18話 : オーストラリアに行った話
  • 19話 : 日本語が変な話
  • 20話 : 散らかった部屋の大掃除
  • 21話 : 猫を飼う
  • 番外編 : 結婚式の準備編

※アニメにて公開されていない回 : 3、10、11、15、17、18、19、21

以上です。

ボリューム的には、1時間半~2時間ほどで読める作品で、単純な「物語」として面白いかと言われれば、個人的にはそこまで面白いとは言えません。

2人の結婚生活、日常シーンが切り取られているだけで、ストーリー的な深さや伏線といったモノも無いですし。

ただ、庵野監督や安野モヨコさんのファンである場合や、日常系のコメディ漫画が好きな人にとっては楽しめる作品になっています。

あとは、

昭和アニメや特撮作品のセリフ等の引用がむちゃくちゃ多い作品(カントクくんのセリフ)なので、その辺の元ネタを把握していれば、もっと楽しみの幅が広がる作品だとは思います。

元ネタの勉強をしたい人は、以下の「用語解説」のページをまずは確認すれば良いでしょう。

監督不行届の公式サイト:用語解説

では、続いて・・

「監督不行届」TVアニメ版の特徴や漫画版との違いについて ~EDテーマや、EDメッセージもまとめています。

アニメ版は、2014年4月-7月にテレビ東京にて、ショートアニメ(1話:3分)として放送され、全13話となっている。

というわけで、以下、各回のあらすじ概要である。

  • 1話 : オタク四天王の夫との結婚式。夫が「自分が仮面ライダーのスーツを着て、お世話になった方々へ同人誌を配る」と言い出す。
  • 2話 : 猿島(仮面ライダーの聖地)に行く。
  • 3話 : カントクくんのオタクグッズで溢れかえる部屋。オタクグッズによって、家(部屋)が変わっていく
  • 4話 : 肉と魚が一切食べられない。主食はお菓子・ピザ・パスタ・酒。ダイエットの話
  • 5話 : 嫁が風邪になった時の話。
  • 6話 : ハリケンジャーのために、毎週早起き
  • 7話 : ドライブ中、カントクくんが選曲した場合、必ずアニソンや特撮主題歌になる
  • 8話 : 人間ドックの検便エピソード。検便のために公園のトイレに行く(和のトイレでするため)。カントクくんは、恥ずかしい時に、「超少女明日香」を読む
  • 9話 : クリスマスのレストランディナーでの話。カントクくんが学生時代に作った自主映画で、カントクくん自身が巨大化し、ウルトラマンとして怪獣と戦うというストーリー
  • 10話 : 過去には、1ヶ月ぐらい風呂に入らず、洋服もまったく洗濯せずに使えなくなったら捨てていた
  • 11話 : ロンパースの両親が東京に来るときの話、アスカ(エヴァ)の声優が次回予告をする
  • 12話 : ロンパースが受けた占いで出た夫の特徴:「乙女」。変身ベルトで変身を試みる夫。シンジの声優が次回予告をする
  • 13話 : カントクくんの部屋の汚さは、オタクのアイデンティティである

以上です。

基本的には、原作漫画の内容が忠実にアニメ化された形となっている。(アニメ版では、抜けている話(回)もいくつかあるが)

また、アニメ化(映像化)されたことによって、演出が加わり余計にコメディ色が強くなっているように感じました。

あとはアニメ版には、ED曲と、EDカードという著名人からのメッセージがあって、各回ごとに変更されている。

ED曲には、昭和のアニソンや特撮主題歌をカバーした曲が、13話分(13曲分)用意されており、

(ウルトラマンや銀河鉄道999、赤毛のアン、ゲッターロボ、宇宙戦艦ヤマト等々の主題歌)

監督不行届公式サイト:各回のストーリーとED曲

EDカード(メッセージ)には、堀江貴文や緒方恵美(シンジ:エヴァの主人公の声優)、アンガールズ、漫☆画太郎(漫画家)、島本和彦(漫画家)、松本零士(宇宙戦艦ヤマト等の漫画家)等々の、「監督不行届」へのメッセージが綴られている。

ウィキペディア:監督不行届(各話リストの部分)

最後に・・・「監督不行届(漫画版)」の庵野監督インタビューから感じた事 ~安野モヨコとの夫婦愛や関係性

監督不行届の漫画版では、本編のあとに、庵野監督へのインタビューが掲載されています。

そこでは、

  • 漫画家や小説家と結婚した人の宿命。自分や、自分との関係を題材にされることについて。
  • 当作を作る上で、庵野監督自身が関わった事。嫁が大事にしていた点。
  • 当作を作る上で、嫁:安野モヨコさんがこだわっていた点
  • 庵野秀明が語る、オタクの特徴
  • 「監督不行届」の特徴

    本作品について、庵野監督は以下のように語っています。

    「この漫画のすごい所は、漫画を現実からの退避場所にしていない所なんですよ。

    今の漫画は、読者を現実から退避させて、そこで満足させちゃう装置でしかないモノが大半です。

    マニアな人ほどそっちに入り込みすぎて一体化してしまい、それ以外のものを認めなくなってしまう。

    だけどこの漫画は、読んだあと現実に帰るときに、読者の中にエネルギーが残るような漫画なんですね。

    エヴァで自分が最後まで出来なかったことが、嫁さんの漫画では実現されていたんです。本当衝撃でした。」

  • 「新世紀エヴァンゲリオン」の公開以降の自分(庵野)について
  • 嫁:安野モヨコさんが与える、庵野監督への影響
  • 今後の、嫁さんとの関係について

等が、書かれていました。

このインタビュー内容を見て、僕が最も感じたのが、

クリエイター(アニメ作家・監督と漫画家)同士の夫婦で、お互いに非常にリスペクトしあっている事。

そして、夫婦としての関係も、お互いにお互いを誰よりも理解していて愛情を注ぎ大切に思っている事を、強く感じました。

(上記は、庵野監督のインタビューで庵野目線の内容となっていますが、安野モヨコさんのインタビューで夫への尊敬や理解・愛情が伺える記事も別であります。以下)

コミックナタリー:安野モヨコ、庵野秀明を語る

ちなみに、庵野秀明と安野モヨコが結婚したときの仲人は宮崎駿で、二人が出会ったキッカケをつくったのが貞本義行(エヴァの漫画版作者)だったようです。



また、冒頭で述べた「エヴァンゲリオン展」にて、安野モヨコによる「監督不行届」の続編:「よい子のれきしえほん おおきなカブ(株)」

内容的には、庵野監督がスタジオカラーを立ち上げてから、エヴァの新劇場版、シン・ゴジラを作っていく過程がまとめられており、
その漫画版が、「エヴァンゲリオン展」の入場特典である冊子にまとめられていたんですが、(僕も持っています)

現在、その冊子が「エヴァンゲリオン・ストア」公式サイトにて、本体価格:無料、送料のみで購入可能となっています。

→ 公式エヴァンゲリオンストア:株式会社カラー10周年記念冊子

もし、「監督不行届」読者や庵野ファンで、当日展示会に行けなかった人などは、ぜひ購入して読むことをおすすめします。

ではまた、じゃーねー。

監督不行届(安野モヨコ作)の漫画・アニメを見ている男性-1

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