「平成狸合戦ぽんぽこ」のあらすじと都市伝説(他のジブリキャラ:トトロやキキが出ていた?)。そして舞台となった場所について

平成狸合戦ぽんぽこと同じスタジオジブリ作品の聖地巡礼-11

どーもー、先日「トトロの森」へ聖地巡礼してきて、クマやヘビが出てこないかビクビクしていた、ジブリオタクの「ゆとり」でーす。

→ となりのトトロの舞台:「トトロの森(狭山丘陵)」や「クロスケの家(埼玉県所沢)」に行ってきた~その他モデルとなった場所も

今回は、トトロと同じジブリ映画である『平成狸合戦ぽんぽこ』について。

1994年7月16日に公開されたスタジオジブリのアニメーション作品。

原作・監督・脚本 : 高畑勲
企画 : 宮崎駿
製作 : 鈴木敏夫

といったように、高畑勲が監督を務め、ジブリでお馴染みのメンバーが揃っている。

ストーリー概要は・・・

舞台は、昭和40年代の日本。都市開発が進む多摩ニュータウン(多摩市)に住んでいた狸(たぬき)は、その建設工事によって居場所を奪われつつあった。

そこで、人間の手から、自分達の故郷を守るために「化け学」を使って大奮闘を繰り広げていく作品である。

※化け学とは・・・タヌキやキツネが使う、人間を騙すための技のこと。人間や他の動物に化けたり、妖怪に化けたりする事もできる。

この「平成狸合戦ぽんぽこ」は、94年に映画公開後大ヒットを記録し、1994年の「邦画・配給収入トップ」である、26億円を記録した。

一方、この「平成狸合戦ぽんぽこ」をネット上で調べてみると、多数の都市伝説的な噂がヒットする。

他のジブリキャラである「トトロ」や「キキ(魔女の宅急便)」の出演説や、次作の高畑勲監督作品の「耳をすませば」との共通点などなど。

ということで、今回はそれらを順にまとめていく事にした。

以下、目次です。

  • 「平成狸合戦ぽんぽこ」のあらすじ
  • 都市伝説:5選 ~他のジブリキャラ:トトロやキキが出演していた説など
  • 「平成狸合戦ぽんぽこ」の舞台のモデルとなった場所
  • 個人的な感想と、その他ジブリ作品について

【ネタバレ注意】:「平成狸合戦ぽんぽこ」のあらすじストーリーまとめ

まずは、本編のあらすじをザッと以下にまとめてみました。

舞台は、昭和40年代の日本。東京・多摩丘陵(きゅうりょう)では多くの狸たちが楽しく暮らしていて、主人公ダヌキの正吉(しょうきち)もその一匹だった。
たが、同じ頃ニュータウンの建設工事計画によって、野山の破壊が迫っていた。
そこで、多摩中の狸たちは結集し、総会を開いて長老の鶴亀和尚(つるがめおしょう)を議長に据え、建設工事を進めようとする人間達に立ち向かい、計画を阻止させることを決意した。

その後、年が明けると、古狸(ふるだぬき)の「おろく婆さん」から変化術の化学(ばけがく)を教わった狸たちは、建設工事への抵抗を開始する。
開発業者のトラックを襲って事故に追い込む過激派もいれば、地蔵や、都市伝説の狐(きつね)に化けて、人間達に恐怖の念を与えるものもあった。

さらに二年目になると、四国と佐渡にいる長老狸に助力を要請するため、玉三郎(たまさぶろう)と文太(ぶんた)がそれぞれ四国と佐渡に派遣された。

狸たちの抵抗運動も続いていて、一部の作業員に工事を思い止まらせたり、工事設備を破壊したりと部分的には成果を出し、「ニュータウンの怪」としてマスコミを賑わせていたが、全体として開発工事を止めることは出来ないでいた。

抵抗運動がはじまって三年目、減っていく森に狸たちはいよいよ困窮していた。
早期決戦を主張する強硬派の権太と慎重派の正吉たちが対立し、作戦会議が行きづまっていたところに、ようやく、四国から三長老の「太三朗禿狸(たさぶろう はげだぬき)」・「隠神刑部(いぬがみ ぎょうぶ)」、「六代目・金長(きんちょう)」が、玉三郎と共にやってきた。

そして、三長老の指導のもと、狸への畏怖心を呼び覚ますことを狙って、化け学を駆使した「妖怪大作戦(大戦争)」が発動される。
狸たちの総力を結集して具現化された妖怪達がニュータウンを襲うが、ニュータウンの住民には、(現実離れしすぎていて)拍手喝采のイリュージョンにしか映らず、挙句、マスコミは、それらを「レジャーランドの宣伝」だとして発表した。

そんな大作戦が失敗に終わったあと、狸たちは意気消沈し結束が乱れてゆく。

そんな頃、多摩の化け狐が、金長に接触し、化け術を駆使して人間社会に溶け込んで生きる方がよいと唆す(そそのかす)
その化け狐は、今回の事件で話題となっていたレジャーランドの社長を、裏で抱き込んいた。
だが結局、化け狐の言うことは聞かず、金長と玉三郎は、狐とレジャーランドの社長から一億円を巻き上げることに成功する。

四年目が過ぎた頃、佐渡から文太が一人で帰還する。文太が連れてくるはずだった佐渡の長老狸は半世紀前に死んでいたことが発覚したのだった。
文太は、人間達によって伐採や工事が繰り返された「森」の変わり様に、愕然とし慟哭する。

それを見ていた正吉は、ある提案をする。それは、最後の化かし合いとして、草や木や石に化け、かつての美しい多摩丘陵の幻を人間たちに見せつける事だった。
この提案に、おろく婆や金長・玉三郎や文太など、残っていた多摩のタヌキ達が力を結集し、最後の抵抗がおこなわれた。

作戦は成功し、皆がその光景に感動し余韻に浸るも、その後は、それぞれの道を歩んでいくために、狸たちはちりぢりになっていった。
化け術を使える狸は人間として生きる道を選び、変身術を使えない狸たちは、わずかに残された緑地やニュータウンの片隅でひっそり暮らすようになる。

正吉は、人間社会に溶け込んで、ストレスに耐えながらも、なんとか会社員として暮らしていた。
そんなある夜、仕事帰りの正吉は、一匹の狸を見つけ、それに付いて行くと、追った先で、ぽん吉等かつての仲間達が宴会を開いて騒いでいるのを見つけた。
正吉はすぐに狸の姿に戻って、ぽん吉の元へ駆けつけ、再会を喜びあうのだった。



Ending

参考元 : ウィキペディア:「平成狸合戦ぽんぽこ」

以上です。

「平成狸合戦ぽんぽこ」都市伝説:5選 ~他のジブリキャラ:トトロやキキが出演していた説など

  1. 【本編のナレーション語りは、主人公タヌキの正吉である。】

    平成狸合戦ぽんぽこの都市伝説 正吉タヌキ-1

    冷静な性格で、人間のように頭の良い思考が特徴の「正吉」。終盤では人間としてサラリーマン生活をしているわけだが、、

    終盤の方で、ナレーションの語り手が「正吉」であることが判明する。ナレーションは、正吉が、当時の出来事を回想して語っていたのだ。

  2. 【タヌキ達による超常現象を報道していたテレビ番組に出演していたコメンテーターは、水木しげるをモデルにしていた】

    平成狸合戦ぽんぽこの都市伝説 水木しげる似のコメンテーター-1

    このコメンテーターは、漫画家の水木しげるをモチーフにしたと言われている。

    なお、水木は井上ひさし等とともに、この映画の「構成」に協力しておりエンドロールの「協力」に名前が載っている。

  3. 【平成狸合戦ぽんぽこは、四国地方に伝わる有名な狸の伝記:「八百八だぬき」や「阿波狸合戦」から始まっている。】

    『八百八だぬき』・・・「隠神刑部(いぬがみ ぎょうぶ)」と呼ばれるタヌキが、808匹の眷属(けんぞく)を従えていた事から「八百八狸(はっぴゃく やたぬき)」と呼ばれるようになる。

    高畑監督は、杉浦茂氏の『八百八だぬき』をもとに、「平成狸合戦ぽんぽこ」の企画を走りだしたと言っています。

    → Amazon:「0人間・八百八だぬき -杉浦茂」

    『阿波狸合戦(あわたぬきがっせん)』・・・江戸時代末期に阿波国(後の徳島県)で起きたと言われているタヌキたちの大戦争の伝説で、「金長(きんちょう)」と呼ばれるタヌキが主人公の物語。

    詳細 : ウィキペディア:「阿波狸合戦」



    実際に、「平成狸合戦ぽんぽこ」では、四国の伝説の長老狸として、「隠神刑部(いぬがみ ぎょうぶ)」と「六代目・金長(きんちょう)」が出てきています。

    ※上記2つの伝記から影響は受けていますが、話(ストーリー)の内容自体は、全く違った内容となっています。

  4. 【平成狸合戦ぽんぽこのエンドロールから、「耳をすませば」のオープニングに繋がっている。】

    「平成狸合戦ぽんぽこ」のエンドロールには、多摩丘陵から一望した大東京の夜景が映しだされていますが、実は、「耳をすませば」のオープニングも、同じ夜景の映像から始まっていきます。

    というのも、「耳をすませば」の主人公:雫(しずく)の月島家は、多摩ニュータウン内の団地にあるのです。

    さらに、オープニングのカメラロールは、東京の夜景から、コンビニ:「ファミリー・マート」で買い物をする雫をとらえ、その後、雫は車の多い路地のカーブを抜けて、古びた団地の入口から階段を昇って我が家へ着く。といった流れになっています。

    これらのシーンは、それぞれ「平成狸合戦ぽんぽこ」にも繋がっていて、

    ・狸たちが占拠して「のっぺらぼう」を演じた建設中のコンビニ

    ・狸が相次いで車に跳ね飛ばされた、夜の急カーブ

    ・妖怪大作戦(大戦争)で、呆気にとられた住人たちがいた団地などなど

    「ぽんぽこ」の各シーンがオーバーラップされています。

  5. 【本編に、「トトロ」や「キキ(魔女の宅急便)」・「ポルコ(紅の豚)」も出演していた・・?】

    平成狸合戦ぽんぽこの都市伝説:トトロやキキの登場シーン-1

    上記の通り、ガッツリと映っています。

    該当のシーンは、「妖怪大戦争」のシーン。

    すべての狸が参加し、色々なものに化けて人間達を脅かすシーンですが、その中にトトロやキキ・ポルコに化けている狸がいたということです。

  6. 【ぽんぽこは、高畑監督の実経験が大きく影響していた。】

    本編に出てくる「多摩ニュータウン計画」というのは、実際にもおこなわれた計画で、

    当時、多摩地区に広がる丘陵(多摩丘陵)のほとんどが、瞬く間に切り開かれていったそうです。

    それに対して、高畑監督は以下の言葉を残しています。

    「1965年に多摩ニュータウンが計画されたことを新聞で知ったとき、すでに大きな違和感をもったのです。広範囲に自然地形をすっかり変えてしまうような大規模開発をしていいものだろうか、これは神々を恐れぬとも言うべき所業ではないのか、と不安を感じました。」

    また、

    「多摩ニュータウン計画」によって、その地区にあるほとんどの丘陵や里山が再開発された頃、東京都最後の里山と呼ばれている「南山(稲城市)」にも、開発計画が及びます。

    この計画事業を巡って多くの論争が起きて、反対する市民団体まで立ち上がり、市内外から20,000以上の署名が集まりました。

    高畑勲監督もこの南山を訪れ、テレビ番組で計画事業に対する批判を行ったことで、稲城市外からも大きな注目を集めました。

    だが結局、反対案は議会を通らず、2009年に工事が施行され、現在でも開発は行われているとのこと。(2019年に終了予定らしい)

    こーいった「多摩ニュータウン計画」に関する一連の出来事を経験してきたからこそ、その問題提起として、「平成狸合戦ぽんぽこ」を世に出したのだと、高畑監督の強いメッセージ性が感じられます。

以上、「平成狸合戦ぽんぽこ」の都市伝説:5選でした。

参考元 : Naverまとめ:知ってから観ると違う「平成狸合戦ぽんぽこ」

「平成狸合戦ぽんぽこ」の舞台のモデルとなった場所まとめ

上述している通り、本編の舞台は「東京多摩市」になり、本編中に出てくる建物や場所も、実際にある建物や場所がモデルになっているとされています。

ということで今回は、それらを以下にまとめてみました。

  • タヌキ達が拠点にしていた「菩提餅山万福寺(ぼたもちさん まんぷくじ)」のモデルとなった寺

    「平成狸合戦ぽんぽこ」の舞台のモデルとなった場所-1

    こちらは、東京都八王子市堀之内にある「龍生寺阿弥陀堂(りゅうしょうじ あみだどう)」という寺です。

    本作の美術監督である男鹿和雄(おが かずお)さんが、2007年7月28日に日本テレビ系列で放送された特別番組:「トトロの森を描いた人。ジブリで発見!残したい日本の原風景」にて語っています。

  • 多摩ニュータウンの開発中、コンクリートで護岸化(ごがんか)された川のモデル

    「平成狸合戦ぽんぽこ」の舞台のモデルとなった場所-2

    こちらは、東京都多摩市に流れる「乞田川(こったがわ)」です。

    2015年3月14日から5月24日にかけて、パルテノン多摩で開催された「アニメーションと多摩」というイベントで、高畑監督が当時目にした「乞田川」が護岸化されていく様子を、「平成狸合戦ぽんぽこ」で使ったと語っています。

  • 四国の三長老と玉三郎が使った「聖蹟桜ヶ丘駅(せいせき さくらがおかえき)」

    「平成狸合戦ぽんぽこ」の舞台のモデルとなった場所-3

    本編にて、四国の三長老を連れて、玉三郎が故郷に戻ってきた時に使っていた駅です。

  • 多摩ニュータウン計画によってできた団地

    「平成狸合戦ぽんぽこ」の舞台のモデルとなった場所-4

    終盤(大戦争後)のナレーションで、「本部にしていた万福寺の山も、今ではトレンディーな住宅地に変わりました」というナレーションが流れた時のシーンで映っていた団地のモデルです。

  • その他の場所。。

    ・本編で、よくタヌキが車に轢き殺されてしまう事故がある道路

    ・本編最後のタヌキたちが宴会している場所(ゴルフ場)

    ・本編の、三長老のタヌキに縁(ゆかり)のある場所(お寺や神社など)

    これらも、実際にある建物や場所がモデルとなっています。(詳しくは以下の記事にて紹介されています。)

参考元 : 「ぽんぽこ」のロケ地紹介:多摩丘陵

最後に・・・個人的な感想と、その他ジブリ作品について

「平成狸合戦ぽんぽこ」は、僕が子供の頃から金曜ロードショーで何回もやっているのを観ていた。

ただ、正直言って子供の頃の僕は、全くといっていい程、”話(ストーリー)”を理解できていなかった。

今思い返してみて、なんとなく記憶に残っているのが、”タヌキが大勢集まって、なんかドンチャン騒ぎをしている。。”ぐらいだった。

そして、今・・

大人になって改めて観てみて、この作品には、”多摩ニュータウン計画” という実際にあった事をテーマにして、高畑監督が伝えたかった強いメッセージ性があることを、初めて知った。

また、他のジブリ作品(トトロや魔女の宅急便)と違って、子供向けの作品ではなく、大人向けの作品だとも感じた。(子供の頃の僕が、理解できていなかった事も、改めて観てみて頷けた。)

この作品は、”自然保護”や ”自然共生”以外にも、様々なテーマ・メッセージ性が見え隠れしている。

例えば、タヌキ社会にフォーカスを当てても、単純に一致団結して人間へ抵抗しているのではなく、その中には、

  • 人間を片っ端から殺していく。といった過激派思想派の集団
  • 命を負わせたり、傷を与えるといった物理的な攻撃ではなく、怪奇現象を起こすことによって抵抗する派閥
  • 人間社会に溶け込んで、人間と共生して生きていこうとしている派閥

といった、いくつかの思想・派閥に別れています。

ストーリー途中には、過激派思想のタヌキ達がクーデターを起こす場面なんかも描かれています。

また、一部の聡明で頭の良いタヌキ(正吉)によって、タヌキ社会のルールを提案するシーンもあって(以下)

  • 1つ : 変化ダヌキによる調達食料の公平な分配。つまり配給制度です
  • 2つ : 交通安全訓練の実施(車に轢かれる事故が多かったため)
  • 3つ : 人間のワナにかかった仲間を助ける

これら一連のタヌキ社会の出来事を見ていて思ったのは、当時実際にあった「多摩ニュータウン計画」に対して存在した抵抗勢力。

高畑監督自身も、反対派・否定派として、TVなどで意見を言ったりしていますが、これら抵抗勢力の人達を、”ヒトではなくタヌキ” に投影させたのが「平成狸合戦ぽんぽこ」という作品なのだと、そー感じました。

結局、最終的にタヌキ達は、人間達に抵抗しつづけ絶滅する方向ではなく、人間と共生して生きていく方向へシフトしていきます。

そして最後には、人間達によって自分達の居場所が追いやられながらも、それでも、わずかに残った小さい小さい居場所で、懸命に楽しく、そして笑いを絶やさず過ごしているシーンで幕を閉じます。

これらの内容から、人間と動物とが共生していける社会の重要性とともに、いかに虐(しいた)げられ・追い詰められた生きにくい状況の中でも、そこで精一杯生きていく事の重要性が描かれている事が分かります。



また、ジブリ作品といえば、宮﨑駿のイメージが強いですが、「平成狸合戦ぽんぽこ」という作品を通して、「高畑勲」という存在と才能。そして宮﨑駿との思想的な共通点を認識することができました。

ではまた、じゃーねー。

ジブリ作品:平成狸合戦ぽんぽこを観終えたゆとり君-11

P.s. 「平成狸合戦ぽんぽこ」以外のジブリ作品についても、僕なりの考察や作品の概要についてまとめているので、良かったら以下もぜひ。

→ スタジオジブリのアニメ映画(作品)ランキング一覧:top8 & 都市伝説(裏話)と人気キャラクターの名言・名セリフまとめ

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