紅の豚のあらすじ・結末と都市伝説(ポルコが豚になった理由と、その後のジーナとの関係等)、そして名言・名セリフ集まとめ

紅の豚と同じスタジオジブリ作品の聖地巡礼-11

どーもー、先日「トトロの森」へ聖地巡礼してきて、クマやヘビが出てこないかビクビクしていた、ジブリオタクの「ゆとり」でーす。

→ となりのトトロの舞台:「トトロの森(狭山丘陵)」や「クロスケの家(埼玉県所沢)」に行ってきた~その他モデルとなった場所も

今回は、トトロと同じジブリ映画である『紅の豚』について。

スタジオジブリのアニメーション映画として、1992年7月18日から全国で公開され、

原作・脚本・監督 : 宮崎駿
製作 : 鈴木敏夫
音楽 : 久石譲

といった、ジブリでお馴染みのメンツが制作に携わる。

また、前作のジブリ作品:『魔女の宅急便』に続いて、アニメ映画の興行記録を更新する大ヒットとなる。

  • 興行収入 : 47.6億円
  • 配給収入 : 27.13億円
  • 動員 : 304万9806人

ストーリー概要は・・

世界大恐慌時のイタリア・アドリア海を舞台に、飛行艇を乗り回す空賊(空中海賊)と、それを相手に賞金稼ぎで生きる主人公のブタ:「ポルコ」のファンタジー物語である。


一方で、この「紅の豚」には、その後ポルコとジーナが結婚した説や、なぜポルコは豚になったのか・・・といった事が、都市伝説的にネット上で多く議論されている。

ということで今回は、それらの情報や、各登場人物の名言・名セリフ集などをまとめてみた。

以下、目次。

  • 「紅の豚」のあらすじ
  • ポルコ ロッソ等の登場人物の名言・名セリフ集
  • 「紅の豚」の都市伝説:5選 ~ポルコとジーナの結婚説など
  • 「紅の豚」の舞台になったモデルの場所
  • 個人的な感想と、その他宮崎駿・ジブリ作品について

ジブリ映画:「紅の豚」のあらすじ

まずは、「紅の豚」のあらすじについて、ザッと以下にまとめてみました。

舞台は、第一次世界大戦を経て、戦勝国となったイタリア王国だったが、世界的な大恐慌によって厳しい経済状況が続いている時代。

そんなイタリア王国に面している「アドリア海」の孤島を隠れ家にし、賞金稼ぎとして暮らしているのが、主人公のポルコ(豚)である。
かつて(第一次世界大戦時)は、イタリア空軍のエースとして活躍していたポルコだが、現在では、空中海賊(空賊)を退治するための賞金稼ぎになっている。

一方で、そんなポルコを、マンマユート団たち空賊連合は、目の敵にしていた。

ある晩、昔馴染みのマドンナ:ジーナが営む「ホテル・アドリアーノ」に出かけたポルコは、マンマユート団の連中と、米国製の飛行艇を操るアメリカ人:カーチスに出会う。カーチスは空賊連合が雇った用心棒だった。

しばらくして後、愛艇(あいてい)のエンジン整備のためミラノに向かって飛んでいたポルコは、カーチスと遭遇し撃墜(げきつい)されてしまう。
カーチスに撃墜されながらも、なんとか生き延びたポルコは、大破した愛艇を、ミラノの工房:「ピッコロ社」に持ち込むと、そこで待っていたのは、17歳の少女:フィオ(ピッコロのおやじの孫)だった。
当初、ポルコは彼女に対して懐疑的だったが、彼女の熱意に負けて設計を任せることになる。

一方で、ミラノにいた、かつての戦友の警告から、ポルコはイタリア政府(ファシスト政権)から狙われている事が分かる。
その戦友は、ポルコに「イタリア政府・空軍」への復帰を薦めるが、ポルコは全く聞く耳を持たなかった。

その後、「フィオ」の才能と献身によってポルコの愛艇は復活し、イタリア政府の追手がやってくるが、なんとか振り切ってアドリア海のアジトへと帰還する。

すると、アジトでは空賊連合が待ち構えていた。
空賊連合に囲まれて絶体絶命のポルコだったが、フィオの提案によって、ポルコとカーチスの決闘が組まれ、ポルコはフィオを、カーチスはポルコの愛艇の修理代金を賭けて戦うことに決まった。

決闘当日は、イタリア中の飛行艇乗りや、ならず者が見物に集まるが、一方で、イタリア空軍の大編隊が、ポルコと空賊を襲撃しようしていることを、「ジーナ」が察知する。

そんな中、ポルコとカーチスのドッグファイトは始まり、飛行艇での決着はつかず、殴り合いの地上戦にまでモツれ込む。

イタリア空軍は、すぐそこまで迫っていたが、なんとか先に「ジーナ」が駆けつけた事で、ポルコやカーチス・空賊達は逃げ切ることができた。

※ちなみに、決闘で勝利したのは、最後に辛うじて立ち上がったポルコが勝者となる。



Ending

参考元 : ウィキペディア:「紅の豚」

「紅の豚」に出てくる登場人物(ポルコ ロッソ等)の名言・名セリフ集をまとめてみた

作中では、ポルコを中心に様々な名言や名セリフが出てきます。以下に、それらをまとめてみました。

  • 「飛ばねえ豚は、ただの豚だ」 by ポルコ

    劇場予告CM にも印象的に使用されていて、「紅の豚」では最も有名な名セリフになります。

  • 「ファシストになるより、豚のほうがましさ」 by ポルコ

    作中の時代背景は、イタリアが、ムッソリーニが率いるファシスト党の独裁下の時代で、一党独裁による独裁政治がおこなわれていました。

    それによって、国民はファシスト党のもと絶対服従の関係にあり、反対者に対しては厳格な処罰が与えられていました。

    そんな、自分の国の現状に否定的だった「ポルコ」らしい発言です。

  • 「豚に国も法律もねえよ」 by ポルコ

  • 「俺は、俺の稼ぎでしか飛ばねぇよ」 by ポルコ

    旧友のフェラーリンが、ポルコに対して「国家とか民族とか、くだらないスポンサーを背負って飛ぶしかない」と言って、政府空軍で働くように持ちかけるが、

    それでも軽く断った時のセリフが、コレになります。

  • 「そりゃあ戦争で儲けるやつは悪党さ。賞金稼ぎで稼げねぇやつは能無しだ」 by ピッコロ社のおやじ

  • 「飛行艇乗りの連中ほど、気持ちのいい男達はいないって。それは海と空の両方が、奴らの心を洗うからだって。」 by フィオ

  • 「カッコイイとは、こういうことさ」

    こちらは、「紅の豚」のプロモーション用キャッチコピーになります。

    糸井重里の考案で、メインのキャッチコピーとしてCMやポスターなどに使用されました。

以上です。

「紅の豚」の都市伝説:5選 ~結末とその後(ポルコとジーナの結婚説)、そして「ポルコ」はなぜ豚になったのか・・等々

  1. 「紅の豚は、もともと日本航空の機内上映用映画として制作されていた。」

    もともとは、短編映画として日本航空の機内上映用に制作されていたのですが、制作しているうちに、どんどん長編化していったため、のちに劇場でも公開される事が決定したそうです。

    このため、劇場公開より先に日本航空・国際便機内で先行上映されたとの事。

    以下、宮崎のインタビュー内容

    「最初、『紅の豚』は僕の趣味を基に、シンプルで軽いテイストのものを作るつもりで始めた作品だったんです。

    しかし、製作の準備をしているうちにユーゴスラビアが崩壊して、クロアチアのドゥブロヴニクや周辺の島々、つまり映画の舞台になっている場所で紛争が勃発した。

    現実においても突然、争いの地になってしまったんです。『紅の豚』が当初の予定より複雑な映画になってしまったのはそういうわけなんです」

  2. 「宮崎駿の生い立ちがキッカケで、この作品は出来上がった。」

    宮崎の実家は、航空機産業に関係した仕事をしていたため、幼い頃から空を飛ぶことに憧れていた。

    そんな過去が、今回の「紅の豚」に繋がっているといわれている。

    ※ちなみに原案は、月刊誌『モデルグラフィックス』の連載漫画記事・宮崎駿の雑想ノートの「飛行艇時代」である。

  3. 「ポルコ ロッソが、豚の姿になってしまった真相」

    ポルコが、豚の姿になってしまった理由は作中では明らかにされていないし、宮崎駿やジブリも公式にこの事に関して発言はされていない。

    なので、あくまでネット上での主流となっている説ですが、

    ポルコがまだ人間の姿をしていた、イタリア空軍時代の時(第一次世界大戦中)、多くの人間を殺し、又 死ぬ瞬間を目撃してきた。

    そんな中、戦時中に、敵機に追われ極限状態で意識が朦朧としていた時に幻想的な光景:「雲の平原」に出くわす。
    そこで、ポルコは1人だけ生き残る事を選択され、それと引換に「豚」の姿に至ってしまった。

    ※「雲の平原」とは・・・戦時中、意識が朦朧としている中ポルコが辿り着いた場所で、上空に流れるひとすじの雲と思われていたが、、
    それは、敵味方関係なく空に散った飛行機の列であり、戦争によって命を失った飛行艇乗りの列だったのである。

    ここまでがストーリーで述べられている事だが、これらの事から、以下の推測が最も主流となっている説である。

    ・戦争に対する苦悩や、仲間を失った悲しみ、殺し合いをしている人間達に絶望する気持ちを持ったポルコに対して、なんらかの魔法が掛けられて、豚の姿になってしまった。

    (人間という生き物を、醜く愚かな存在として絶望していたポルコだからこそ、”人間”ではなく ”豚” になったと、そーいった意味合いが込められている。)

    ちなみに本編中、ジーナの発言に「どうやったら、あなたにかけられた魔法がとけるのかしらね」と切なくつぶやくシーンもあり、これらの事から、上記が有力説となっている。

  4. 「物語終盤、ポルコは人間の姿に戻っている。」

    物語終盤(カーチスとの決闘後)、顔は写されていないのですが、カーチスの反応的に、ポルコが人間の姿に戻った様子が描かれています。

    また宮崎駿は、以下のようにインタビュー時に発言しています。

    「人間に戻ってもまたすぐに豚に戻り、十日くらい経つと飯を食いにジーナの前に現れる」
  5. 「ポルコとジーナは、のちに結婚する。」

    本編中、ジーナはポルコとの関係について、以下のように発言します。

    「私がこの庭にいるとき、その人が訪ねてきたら今度こそ愛そうって賭けをしているの。」

    そして、エンディングシーン。

    「ジーナさんの賭けがどうなったかは、私たちだけのひみつ。」というフィオのナレーション。

    この時の、映像が以下です(ほんと一瞬だけ映る。)

    紅の豚の都市伝説:ポルコとジーナのその後・結婚説-1

    ホテル・アドリアーノの裏庭に、ポルコの赤い飛行艇が止まっているのが見えますよね・・

    この事から、ポルコとジーナは、最終的に結ばれる事が分かります。


    さらに、

    本編中、ポルコの人間時代(空軍時代)の空戦の回想シーン。

    この回想シーンに映っている、ジーナの最初の旦那:ベルリーニ。彼が乗っていた飛行艇の機体番号が「1」でした。

    実は、この機体番号がジーナの旦那の順番なんだそう。

    ジーナはその後、2回の飛行艇乗りとの再婚をしますが、いずれも戦死で失います。

    そして、4人目。

    見事に、ポルコの乗っていた戦闘艇の番号が「4」なのです。宮崎さんらしい”隠しネタ”ですね。

    以上の事から、あの後、ポルコとジーナは結ばれ結婚に至ることが示唆されています。

  6. フィオとカーチスの、その後・・

    フィオは、本編最後、エンディングのナレーションにて、

    「ピッコロ社を継いだ後も、夏の休暇を、ホテルアドリアーナで過ごすのは、私の大切な決まり。」

    というセリフがあるので、フィオはあの後「ピッコロ社」を継いだ事が分かります。

    また、同じくエンディングのナレーションにて、カーチスはアメリカに帰国後、ハリウッドスターになったと言われています。

以上、「紅の豚」の都市伝説集でした。

「紅の豚」の舞台になったモデルの場所 ~ポルコ(マルコ)のアジト等

「紅の豚」の舞台は、宮﨑駿はじめジブリスタッフが、実際にヨーロッパにロケハンして見た風景や町並みがモデルとなっていると言われています。

ということで、それらの街を以下にまとめました。

  • クロアチアの都市で、アドリア海に面する「ドゥブロヴニク」

    「紅の豚」の舞台になったモデル:ドゥブロヴニク-1

    この「ドゥブロヴニク」という街が、紅の豚の舞台のモデルと言われています。

    「アドリア海の宝石」と呼ばれほど美しい街で、「世界遺産」にも登録されている地中海都市になります。

  • ギリシャのザキントス島にあるビーチ:「ナヴァイオビーチ」

    「紅の豚」の舞台になったモデル:ナヴァイオビーチ-2

    こちらが、ポルコのアジトとして、モデルになった島(ビーチ)と言われています。

以上です。

最後に・・・個人的な感想と、その他宮崎駿・ジブリ作品について

今回、この年(現在26歳)になって、初めて「紅の豚」という作品を観た気がする。(子供の頃にロードショーで観ていたかもしれないが、記憶に無い。。)

この作品を観て、まず僕が思ったのが、他の宮崎駿作品との ”違い”だった。

あきらかに、他の作品とは「趣(おもむき)」が違っている。

基本的に、宮崎駿の作品は、ナウシカやもののけ姫のように「自然共生」や「自然回帰」・「争い(戦争・内戦)の批判」といったテーマやメッセージ性が見え隠れしているか、

又は、「天空の城ラピュタ」や「となりのトトロ」のように、子供向けに描かれた分かりやすいファンタジー作品の、どちらかである。

だが、この「紅の豚」という作品は、どちらにも当てはまらない。

宮崎駿自身の趣味(戦闘機マニア)が多く含まれている一方で、当時(第一次世界大戦後)の、ムッソリーニによるファシズム独裁体制のイタリア王国の実情を伺えるストーリーにもなっている。

そーゆー意味では、反体制的なメッセージや、戦争批判のメッセージも含まれており、立派な大人向けの作品といえるだろう。(おそらく、子供の頃の自分では、そーいった時代背景までをも読み解く事はできなかっただろう。。)

世界恐慌の煽りを受けて、仕事が無い男達は出稼ぎに出て、若い子から老婆までの女性達もたくましく働いている。。といった当時のリアルな描写も描かれている。

実際に、宮崎駿自身も、この作品について、”それまでの子供向けの内容ではなく同年代に向けた作品である” と語っている。

なので、この「紅の豚」という作品は、ナウシカやもののけ姫とは違った、新たな宮崎駿の側面(才能)を見る事ができる作品だなと思った。

ではまた、じゃーねー。

「紅の豚」を観終えたゆとり君

P.s. 「紅の豚」以外のジブリ作品についても、僕なりの考察や作品の概要についてまとめているので、良かったら以下もぜひ。

→ スタジオジブリのアニメ映画(作品)ランキング一覧:top8 & 都市伝説(裏話)と人気キャラクターの名言・名セリフまとめ

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