「欠損女子BAR」という義手・義足アイドルが接客するバーに行ってきた・・・五体不満足の乙武さんも話題にした、”欠損萌え”

「欠損女子BAR」(義手・義足アイドル・バー)へ行った時のゆとり君 in 新宿-2

どーもー、先日、久しぶりに新宿に行ってきた「ゆとり」でーす。

皆さんは、「欠損女子」って聞いたことありますか?

最近(2016/1)、かなり反響が多く話題沸騰中なんですが、

障害者で、義手や義足をしている女の子の事を、「欠損女子」と呼んでいるようです。

そして、この「欠損女子」の子達が、ソレを売りにして、「BAR」の店員としてお客様を呼ぶサービスが、多くの反響を呼びました。

欠損女子BAR(乙武さんも話題):琴音さんと幸子さん-1

→ ウートピ:「義手・義足の ”欠損女子” に会えるバーに潜入。障害は ”かわいい・かっこいい” 」

上記について、「五体不満足」の著書で知られている、乙武 洋匡(おとたけ ひろただ)氏や、ホリエモンこと堀江貴文氏など、多くの著名人が言及(ツイート等)した事で、ネット上で瞬く間に拡散されていき・・・

Yahooニュースや、朝日新聞デジタル、ライブドアニュースなど、多数のニュースサイトにも掲載・・・TV番組でも特集されました。

僕個人的にも、「欠損女子」と呼ばれている彼女達に、すごく興味があって・・・

  • 義手や義足をしている障害を持った子達って、どんな性格をしていて、どんな生活を送ってるんだろう。
  • 世間一般において、タブー視されている、手や足が無いといった障害を、逆に「ウリ」にしていくって・・・どんな考えを持っていて、どんな人達なんだろう。
  • ネット上でこれだけ賛否両論の議論が巻き起こっていて、話題となっている当事者の彼女たちは、今どんな気持ちなんだろう

ということで今回、実際に、新宿で開催されている「欠損女子BAR(期間限定)」に行ってきました。

まずは「欠損女子」について・・・義手・義足アイドル:「琴音さん」と「幸子さん」とは

欠損女子BAR の義手・義足アイドル:琴音さんと幸子さん-1

「欠損女子BAR」に行く前に、まずは事前に彼女たちの事を調べてみました。

「欠損女子」として活動しているのは、上記の二人で、左が「琴音さん」、右が「幸子さん」になります。

義手アイドル : コスプレ好きの「琴音さん」

  • 5年前(高校生の時)に片手を事故で失った、琴音さん

    2年間ほど入院していて、ほとんど高校には行っていない。。

    【当時について】

    「右手を失った当初は落ち込んだし、入院中に伸びた髪を結ぼうとして結べなかった時は泣きましたよ。」

    「でも手は戻ってこないし、しょうがないじゃん、と思っちゃって。できないことはもうできないのだから、諦めて次にできることを探そうと思ったんです。」

  • 趣味はコスプレ。欠損してからも、コスプレ写真をよく撮っている

  • 人生観について

    「手を失くしても、別に人生はそんな変わらないですよ。気持ちの上でならやれることはたくさんありますからね。」

    「もちろん、できないことはあります。アパレルショップで仕事したくて面接に行ったのですが、断られてしまったんです。アパレルって、店員も自社ブランドの服を着こなして、お店に立つことを求められるので、欠損していると、NG みたいで・・」

  • 恋愛について

    「恋愛に関しては、右手を失くす前よりも前向きになりました。」

    「それまでは、好きでも自分から気持ちを言えずに諦めてしまうことが多かったんですよ。」

    「でも、なんでも試してみなければわからないと思って、できることは積極的にやるようになりました。今では好きになったら自分から行くタイプです。」

  • 健常者に対して、伝えたいこと

    「健常者が言う、”かわいそう” がキライなんです」

    「面と向かって言う人がいるんですよ、”かわいそう”って。それで、”何がかわいそうなの?” と聞くと、”手がないから。不便でしょ?”って。

    ”いやいや、健常者のあなたでも、不便でできないことはあるでしょう? あなたが出来ないことを私ができることもあるし、お互い様じゃない”って言い返しちゃいます」

    「嫌悪される事と、過度に気を遣われる事が切ない気持ちになるんです。私は手を失っている以外、一般的に健常者と呼ばれている方々となんら変わりないんです。

    なので、”あの子は手がないから、かわいそう” とか行き過ぎた気を遣われると苦笑してしまいます。」

    「私たちを見て引いちゃう人もいるけど、別に引くことないんですよ。例えば、今は車イスは有名になっていて、”変” と思う人はいないと思います。

    私たちの事も、ちゃんと知ってもらえればそうなるかなって。義手も義足も、メガネと変わらない、補助してもらっている感覚です。
    もうちょっと、皆の見方が変わったら嬉しいですね」

    「まずは、私たちの存在を知ってもらいたかった事から、今回、BAR に立つことを決めました。」

上記を見たら分かる通り、自分が障害を持った状態での生き方や、健常者に対しての考え方について、しっかりとした「考え」を持っている人だな。。と分かります。

義足アイドル : デザイナーの「幸子さん」

  • 小学1年生の時、下校途中に横断歩道でダンプカーに轢かれて、片足を失くした幸子さん

    当時は、かなり辛いリハビリ生活を経験したようです。

    「毎日毎日、痛かったですよー。」

    「でも私は、元々スポーツが好きなのに、”もう歩けないかもしれない” と思っていたから、義足をつけて歩けるようになったこと自体が楽しかったんです。

    思春期や大人になって脚を失くすと、ショックで自殺しちゃうこともあるみたいだけど、私は幼すぎて逆によかったのかなと思ってます。」

    ただ、思春期は、義足だった事がトラウマになっていて、「義足は表に出すものじゃない。」と思っていたとの事。

    事故以降、全身が写った写真はほとんど残っていないそうで、

    「あの子、走り方オカシイよね。。」と陰口を叩かれたこともあったといいます。

  • 現在は、デザイナーとしてデザイン会社に勤めている。

    「pixiv」にも、アカウントを持っていて、見さしてもらいましたが、かなり上手いです!

    → pixiv : 幸子さん(ちょーこ)のアカウント

  • 趣味は、琴音さんと同様に、コスプレすること。

    「表現することが好きなんですよね。コスプレも、本当は欠損した状態でできたら開放的だと思うんですけど、コスプレ元のキャラが欠損していないので、おのずと義足をつけて、脱脂綿を巻いて、うまいこと自分の脚っぽく見せていました。」

    「そんな中、『sgutsさん』に声をかけられ、はじめて映像の中で本来の自分を出し、そういうのがイイと言ってくれる人がいたってことにビックリ。喜んでくれる人がいるから、私って「義足」で良かったのかなって。」

    また、アニメや二次創作なども好きで、秋葉原によく訪れるそうです。

  • 健常者に対して、伝えたいこと

    「障害者の方に対して気を使うのは、すごくわかります。人によって受け取り方が違うし、、私は何でも言ってもらいたいタイプだけど、同じ立場の障害者と話すときは、私も気を使いますもん。」

    「だから健常者は、より気を使うんだろうなあって。」

以上です。

参考元 : ウートピ:「義手・義足の “欠損女子” に会えるバーに潜入。障害は、”かわいい・かっこいい”」

「幸子さん」については、アニメやアキバ好きということで、とても親近感が沸きました。

欠損女子アイドルの幸子さんと一緒の秋葉原オタク

(僕も、アキバ大好きオタクなので。。。)

ということで・・・

「欠損女子」の二人が、どのような人物なのかを、ある程度把握したところで、いざ「新宿」へ!

欠損女子BAR(バー):「ブッシュドノエル」に行って、義手・義足アイドル:「琴音さん・幸子さん」に会ってきた!

欠損女子BAR(バー):「ブッシュドノエル」の開催詳細-1

欠損女子BAR(「ブッシュ・ド・ノエル」)は、上記のように、期間限定で開催され、公式ツイッター上で告知がされる。

ツイッター : 欠損BAR ブッシュドノエル公式アカウント

今回僕が行ったのは「第二回目」で、新宿のゴールデン街にある、お店を貸し切って開催された。

ということで、久しぶりに「新宿」の地へ降り立った。(1年以上ぶり?)

「欠損女子BAR」(義手・義足アイドル・バー)への道のり 新宿駅-1

当日の僕。

「欠損女子BAR」(義手・義足アイドル・バー)への道のり 新宿駅-2

ゴールデン街は、歌舞伎町の近くにあるという事なので、とりあえず歌舞伎町方面へと行くことにした。

(アルタ前)

「欠損女子BAR」(義手・義足アイドル・バー)への道のり アルタ前-3

以下が、歌舞伎町の入口だ!

「欠損女子BAR」(義手・義足アイドル・バー)への道のり 歌舞伎町-4

時間が15:00過ぎだったので、ホストとかキャバ嬢とかキャッチとかは、ほとんど居らず、一般人が通行していた。

(こんな、大きくて象徴的な建物が、歌舞伎町のド真ん中にデキてた事にビックリした。。TOHOシネマらしい)

(1~2年前は、こんな建物無かった気がする。。)

「欠損女子BAR」(義手・義足アイドル・バー)への道のり 歌舞伎町-5

で、、

ゴールデン街へ向かう途中、歌舞伎町のとあるビルで火事があったらしく、通行止めになっていた。。

「欠損女子BAR」への道のり 歌舞伎町-6

救急車も多数駆けつけている。。

「欠損女子BAR」への道のり 歌舞伎町-7

とまぁ、途中遠回りして、「新宿 ゴールデン街」へたどり着いた。

「欠損女子BAR」への道のり 新宿ゴールデン街-8

街並みは、こんな感じ。昭和さながらの飲み屋や BAR が連なっていて、昼間は閑散としていた。

「欠損女子BAR」への道のり 新宿ゴールデン街-9

で、、欠損女子BAR の会場である「からーず」も発見!

「欠損女子BAR」ブッシュドノエルの店-10

「欠損女子BAR」ブッシュドノエルの店-11

ちゃんと、「ブッシュ・ド・ノエル」の張り紙もしてあった。

「欠損女子BAR」ブッシュドノエルの店-12

ということで、恐る恐る店に入ってみることに。

店内はこんな感じで、本当に「BAR」って感じだった。

欠損女子BAR の開催された「colors」

お客さんは、僕を入れて7人(満席)

テーブルを挟んで、向こう側に「琴音さん」・「幸子さん」と、もう一人、おそらくこの店の店長的な人(女性)がいた。(この人は、ドリンクを作る、ドリンカー的役割らしい)

欠損女子BAR(乙武さんも話題):琴音さんと幸子さん-1

システム的には、90分飲み放題:6000円で、席についた僕は、さっそくお酒を注文した。

注文した梅酒ロックを飲みながら、ある危機感を抱いた僕。。

そう。。。「コミュ障」な事だ。。

しかも不運にも、僕の座った席の位置的に、最もコミュニケーションが取りづらい場所だった。。

テーブルの向こう側、左右対称に、「琴音さん」と「幸子さん」が居て、それぞれで近くのお客さんと話をしている。

一方、僕の席は、一番真ん中。どちらにしても、なかなか「会話」に入っていきづらい位置だった。。

会話に入っていくには、声を張って、それまでの会話の流れや空気感を遮断しなければならないという、僕にとっては、とてつもなく高いハードルがあったのだが・・・

当然、そんなハードルを越えることはできず・・

僕の正面には、もう一人の女性スタッフ(ドリンカー)が居て、なんとなく気まずい空気が漂っていた。

(しかも、この女性スタッフがまたクールな方で、ちょっと怖いオーラすら出していて、また余計に。。。w)

ただまぁ、なんとか会話を聞きとる事はできたので、とりあえず、お客さんと「琴音さん」・「幸子さん」の会話を聞くことにした。

客層的には、以外にも若い人が多く(おそらく、学生~社会人2・3年目ぐらい)

一人女性も居た。あとは、一人おじいちゃんも居て、その人は(会話の内容的に・・)義体フェチな方だった。

基本的には、アイドルオタクみたいな人が多いみたいだ。

で・・・

生で、欠損女子の二人を見て、会話を聞いていて、まず意外だったのが・・「琴音さん」

欠損女子:義手アイドルの琴音さん-1

事前にネット上で調べた時の、彼女の印象は、障害を持っている事に対してや、健常者や世間に対しての事など、自分の考えをしっかりと持っているイメージで、

乙武さんと対談したり、TV番組にも出演。他にも様々な取材や対談などの経験をしていることから、こーいった「場」には、とても馴れていて、そつなくコナしていくのかなー。。なんて思ってたのだが、、

(乙武さんとの対談記事 : Yahooニュース「欠損萌えは、不謹慎なのか? 欠損美女と乙武洋匡氏が語ったモテと恋愛」

実際生で見てみると、非常に「天然」っぽい可愛らしいキャラだったのだ。

しかも、緊張している感じがすごい出ていて、「なんか、ナニ喋って良いか分かんないですよねー(ニヤニヤ)」 とか言いながら、謙遜して喋っていたのを見て、個人的にはすごく意外だった。

(でも逆に、そーゆー普通っぽさ。。プロっぽさが出ていない感じが、とても親近感を持てて良かった。)

実際に、「義手」も取り外して、触らしてくれた。

琴音さん:義手画像-1

取り外しは、スポッとハメるだけのタイプで、外すのも付けるのも簡単そうだった。

みんな言っていたが、パッと見ただけでは「義手」って全然分からなくて、リアルにデキていた。

また、「フック義手」という、以下のような形状のモノも、今回持ってきていて、みんなに披露していた。

琴音さん:フック義手-1



一方、「幸子さん」

欠損女子 義足アイドルの幸子さん-1

「幸子さん」は、「琴音さん」とはまた違ったタイプで、喋るのが好きで明るい感じの子だった。

事前に調べたネット上の記事では、自身を「秋葉原が好きなオタク女子」と言っていたが、たしかに、そんな感じだった。

オタクのイベントとして有名な「コミケ」にも毎回足を運ぶそうで、知り合いも多いらしく、去年の冬は「挨拶回りも兼ねて、行ってきましたー」と言っていた。

(今期のオススメアニメは、「おそ松さん」だって。)

義足についても、取り外して触らしてくれて、僕は初めて義足を持ったのだが、かなり重いな。と感じた。

取り外しは、スポッとハメるだけのタイプで、外すのも付けるのも簡単そうだった。

ひざも曲がるし、足首を動かす事も可能(ヒール用に)

義足は、3~5年に一度のペースで交換するそうだが、当然、自分のサイズに合わせたオーダーメイドで、なんと義足一つで「100万円」ほども掛かるらしい。。

子供の頃は、逐一成長して足のサイズも変わっていくから、管理が非常に大変で、

もともと実家は「茨城」で、茨城には義足の病院が無かったから、毎回毎回「東京」に通うのが、とても大変だったそうだ。

当時は、そーやって入院・通院生活やリハビリが、とても大変だったが、事故で命があって、本当に良かった。。と、幸子さんは語っていた。

ちなみに、「欠損女子」としての活動は、かなり前(数年前)からやっていて、一部のニッチなニーズの人向けに、ヒッソリとやっていたのだが、

前回の「欠損女子BAR」の様子が、「ウートピ(女性向けの情報サイト)」に掲載されて、それを乙武さん含め、様々な著名人が言及(ツイート)したことで、ヤフーニュース等にも載り、一気に反響が出て、話題となったそうです。

今回のイベントは、その後の、第二回目。ということで、告知してから、即効で予約が埋まったそう。。

(たしかに僕も、予約開始時間がキタと同時に、即効予約しましたw)

ということで、最後にステッカー(100円)とチェキ(1000円)を撮って、お店をあとにしました。

【ステッカー】

義手・義足アイドル:琴音・幸子さんからのメッセージカード-14

(裏には、メッセージと似顔絵を描いてもらいました。)

義手・義足アイドル:琴音・幸子さんからのメッセージカード-15

最後に・・・五体不満足の「乙武さん」も話題にした、”欠損萌え”の需要とタブーについて

他者の好みに対して、第三者が「抵抗がある」・「さすがにどうかと思う」といった反応を示すことがあるだろうか。

”デブ専” や ”B専” の友人に冗談めかして、「いやぁ、ないわぁ」と言うことはあっても、眉間にしわを寄せて、「さすがにどうかと思うぞ」と言う人がどれだけいるだろうか。

それが、なぜ ”欠損萌え” が対象となると、「いやぁ、ないわぁ」とライトに笑い飛ばすことができず、深刻な問題として捉えられてしまうのだろうか。

その問題を語ろうとするとき、まるでタブーに踏み込むかのような覚悟を求められてしまうのだろうか。

「欠損」は、なぜ特殊カテゴリーなのだろうか。



”欠損萌え” に抵抗を感じることは、いたって自然だと思う。かといって、”欠損萌え” という感情を抱く人々に対して、後ろ指さして、あれこれ言うことも違う。所詮は、他人の性的嗜好。第三者がどうこう言う筋のものではない。

参考元 : アゴラ:「欠損萌えは、NG なのか? 乙武洋匡」

上記は、五体不満足・「乙武さん」の言葉である。

僕自身は、”欠損萌え”でもなければ、そーいった方たちへの否定的な気持ちも特にない。。(というか、考えた事も無かった。。)

ただ、世間一般的なイメージとして、「手や足が無い事(障害)」に対して、ネタにする事やウリにする事が、タブーであること。。は、なんとなく分かる。

単純に、”触れちゃいけないな!”って。

ただ、、、だからこそ、僕は「欠損女子」たる彼女たちに興味を持った。

別に、義手や義足フェチという、フェチは僕には無い。

ただ、義手や義足であるという、タブーなモノを、あえてウリとして活動している彼女たち。

しかも、外見的な良さから、「アイドル」的イメージまで持つ人も、僕どうように多いと思う。

「アイドル」 × 「義体(障害)」

通常であれば、相まみえるはずの無い要素が掛けあわさっている。いや、むしろ表現のための、他にはない武器にすらなっている。

このように、タブーとしている概念を、表現の武器としている彼女たちに、僕はとても興味があった。

  • 彼女たちの考えに
  • そう至った背景に
  • 彼女たちという人間に

それだけ、一般の人達から見たら、希少で差別的で、尖っていて、他の人には表現することができないモノを彼女達は持っている。

だから、これからも「欠損女子」として、彼女たちなりの伝え方で、彼女たちなりのメッセージを伝えていってほしいと思います。

では、じゃーね。

義手・義足アイドル:琴音・幸子さんとの3ショット-13

(最後に撮った「チェキ」です。ちょっと分かりにくいですが、僕が義足を持ってますw)

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