どーもー、先月初めて「物語シリーズ」を観始めて、気づいたらアニメ版だけでなく劇場版・小説版とドハマりした「ゆとり」でーす。
(ちなみに、貝木泥舟(かいきでいしゅう)がダントツに好きですw)
「物語シリーズ」とは、「化物語」から始まる、監督:新房昭之、原作:西尾維新による大人気アニメシリーズで、
化物語、偽物語、恋物語、終物語、鬼物語、傷物語・・・等々。全10作以上ものシリーズで構成されています。
なので僕自身もそうだったのですが、初めて「物語シリーズ」を観る人は、どのような順番で観ていけばいいのか迷ってしまいます。
また、アニメ版と小説版では物語の順番が違っていたり、(放映された順番と刊行された順番)
現状(2016/10)、公開されているアニメ版は、小説版(原作)よりも大分遅れています。
なので必然的に、アニメ版を見た後に「その続き」を見たいといった方は、小説版を見る必要があるわけです。
ということで、
今回の記事では、物語シリーズを見る順番について、アニメ版と小説版の違いとともに解説していこうと思います。
(各物語の、ストーリー概要も)
以下、目次。
- 物語シリーズ・小説全巻を読む順番
- 各巻のストーリー概要まとめ
- 最後に・・・物語シリーズの中で最も好きな回と最も好きな人物について
物語シリーズ(化物語~)の小説全巻の紹介と読む順番まとめ(原作本の刊行順)
ではさっそく、現在(2016/9)刊行されている「物語シリーズ」の小説(原作本)について紹介していきます。
(以下、刊行順)
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「ファーストシーズン」
・化物語
・傷物語
・偽物語
・猫物語(黒) -
「セカンドシーズン」
(以下、”物語”省略)
・猫(白)
・傾
・花
・囮
・鬼
・恋 -
「ファイナルシーズン」
・憑
・暦
・終(上、中、下)
・続・終物語 -
「オフシーズン」
・愚
・業
・撫
・結
※赤色が、アニメ版ではまだ公開されていない物語になります。
(傷物語のアニメは劇場版となっていて、全3部作中、現在2部まで公開されている)
(終物語は、上・中・下と3部構成となっているが、アニメ版では上・中の内容のみ公開されている。下はまだ。。)
※「結物語」で物語シリーズは完結するらしい。(コレだけ、まだ未刊行)(個人的には「結物語」以降も、まだまだ続いていくと思っていて、あくまで「オフシーズン」の完結だと予想している。)
※順番的にアニメ版と異なっているのは、「傷物語」が大きく異なっている。(アニメ版では、「終物語(上・中)」よりも後で、しかも劇場版として公開されている。)
上記を見てみたら分かりますが、アニメ版ではまだ公開されていない物語がけっこうあることが分かりますよね。
特に、「傷物語」や「終物語」は、シリーズの中でも核となる物語で、非常に重要な伏線の回収や謎の真相などが明らかになる部分なので、”続き” が気になって、アニメ版を観たあとに小説版を見た人も、かなりの数いると思います。
(僕もそうでした。)
では次に・・
物語シリーズ(原作・小説)の各巻のストーリー概要(ネタバレ注意) ~アニメ版の続きについても(ファイナル・オフシーズン)
※各物語のストーリー概要を簡単にまとめているので、「ネタバレ」だけ注意してください。(責任は取りませんw)
あと、ココではアニメ版の続きの物語(アニメでまだ公開されていない部分)について、刊行順にストーリー概要を紹介していくので、
(ファイナルシーズン・オフシーズンが中心となっています)
アニメ版で公開されている物語(化物語~・・・)については、別途以下の記事にて詳細にまとめているので、参考にしてください。
→ 物語シリーズ(化物語~)を見る順番(アニメ)と、ストーリーの時系列まとめ(ネタバレ)~偽・恋・終・傷・セカンドシーズン等
ではまず、現在劇場版として公開されている「傷物語」(3部作のうち、2部まで公開されている:2016/9 時点)から紹介していきます。
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【傷物語】
【ストーリー概要】
阿良々木暦は、両手両足を失い瀕死状態にあった吸血鬼:「キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード」に街で偶然遭遇し、自身の命と引き換えに彼女を助けようと試みる。その結果、自身も彼女と同じ吸血鬼になってしまう。
そこで暦は、人間に戻るために、怪異の専門家である忍野メメ、そして暦のクラスメイトである羽川翼を仲間につけ、キスショットの両手両足を奪った3人の怪異ハンターに立ち向かう。
ストーリー的には、「化物語」の前の話で、阿良々木暦がキスショット(忍野忍)や忍野メメと初めて出会った高校2年生の時の春休みの話となっています。
(まだ、戦場ヶ原や八九寺らと出会う前の話)
僕の個人的な感想としては、数ある物語シリーズの中でも、この作品は別格に面白い作品です。
「新房監督がなぜ傷物語を、公開の順番を原作と大幅にズラしてまで劇場版化したのか・・」
傷物語を実際に読んでみて、理解できた気がしました。
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【終物語(下)(17巻)】
【ストーリー概要】
「暦物語」のラストの続きで、阿良々木暦が臥煙伊豆湖に殺された直後の物語である。
暦は八大地獄のうち最も重い罪を犯した人間の送られる地獄である阿鼻地獄に送られてしまい、そこで、暦の友達で相棒でもある八九寺真宵と再会する。
その後、暦が殺されたのは、伊豆湖の作戦の一環であり、妖刀「夢渡(ゆめわたり)」の力によって暦は生き返られることを知るのである。
そして、天から現世に戻る際、八九寺真宵も一緒に現世へと連れ帰り、真宵は北白蛇神社の神となる。
そしてついに、生き返った阿良々木暦は忍野扇と最後の決着を付け、無事に卒業式に出席する。
【ストーリー本編の時系列】
3月(阿良々木の大学受験当日の朝)
これまでの物語で張られた重要な伏線(忍野扇の正体や忍野メメの行方等)が、全部回収される、最も重要な巻になります。
まだアニメ版では公開されていない部分ですが、今後どのように公開されるのか?(もしかしたら劇場版?)
非常に楽しみな回です。
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【続・終物語(18巻)】
【ストーリー概要】
高校を卒業した翌日、阿良々木暦は鏡に映った自分の姿が静止していることに気付く。暦はその後、自分の周りも何かがおかしいことに気付く。
自分よりも身長の大きいはずの火憐が小さく、無表情のはずの余接がキメ顔を決め、影の中にいるはずの忍は何の反応も示さない。
この異常事態に暦は北白蛇神社の神になった八九寺を訪ねるのだが、そこにいたのは永遠の小学5年生ではなく、大人になった宵:21歳であった。
真宵は、暦が鏡の世界に来たのだと言う。そして暦は元の世界に戻るべく奔走する事になる。
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【愚物語(19巻)】
【ストーリー概要】
【以下、3部構成】
・老倉育(おいくらそだち)の新生活
3年次、阿良々木暦から助けられた後の話
里親に引きとられ、別の高校に転校してからの話・神原駿河の話
神原駿河が高3の夏休み(阿良々木は大学1年生)
忍野扇と共に、母親:遠江が残した手紙の解読を試みる。
レイニーデビルの一部分を回収する。・斧乃木余接・阿良々木月火の話
阿良々木家にいる余接の正体が、月火にバレる話
阿良々木暦が大学1年生の8月頃 -
【業物語(20巻)】
【ストーリー概要】
【以下、3部構成】
・キスショット(忍野忍)の過去
600年前に吸血鬼になった経緯
元々、貴族のお嬢様で絶世の美女(うつくし姫)であった。その美しさは国民が自ら進んで命を差し出すほどのもの。・阿良々木火憐の話
火憐が高校1年生の夏休みの話(暦は大学1年生)
師匠からのすすめで、修行のため山籠もりをする。・羽川翼の話
忍野メメを探しに海外(ドイツ)へ行っている時の話。(時期的には阿良々木君が蛇神(千石)に何度も半殺しに遭っている頃)
ドイツではドラマツルギーと出会い共に行動する。(忍野メメを探して、暦の近くにいる忍野扇の危険性を回避するため) -
【撫物語(21巻)】
【ストーリー概要】
千石撫子がメインで、忍野扇と斧乃木余接がサブ。
千石撫子が斧乃木余接のアドバイスのもと、漫画家を目指すためにあることを試す。
それは余接の協力のもと、撫子が自分の絵を描くことで、4人の”千石撫子”を実体化させることだった。
そして、それは見事成功するのだが、実体化した4人の千石撫子はそれぞれ逃走し大事件へと発展していく。
【ストーリー本編の時系列】
翌年の6月(阿良々木暦の卒業後)
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【結物語(22巻)(未刊)】
内容:未刊のため不明
以上です。
最後の「結物語」についても、今年中(2016)には刊行されると発表されているので、そちらを楽しみにしたいと思います。
ちなみに、僕は上記に挙げている物語は、一通り小説で読んでいますが、
最初(読む前)は、「ちゃんとスムーズに読み進めることができるのか?」・「読解するのが、かなり困難ではないだろうか?」といった不安を持っていたのですが、
(アニメ版でさえ、テンポのはやいキャラクター同士の会話や、事件や怪異や謎の真相を理解するのに苦労していたため、、)
ただ、実際に読んでみると、意外にもスムーズに読み進めることができたため、ちょっとホッとしました。
アニメと比較して、会話以外の気持ちや思考、その時々の状況や環境の描写など、情報量(文字)は非常に多くなり、難しい単語や熟語・ことわざ・知識等も頻出してきますが、それでもそこまで読むのに苦労はしなかったです。
ちなみにアニメ版でもよくある、阿良々木暦と女性キャラクターとのクドイぐらいのラブコメ・エロコメ的やりとり等は、原作からちゃんと存在していましたw(特に八九寺)
最後に・・・物語シリーズの中で最も好きな回と最も好きな人物について
化物語から始まり、15作以上もの「物語」の中で、僕が最も好きな回は『恋物語』です。
そして、恋物語のメイン・ストーリーテラーが、僕の最も好きな登場人物である『貝木泥舟』になります。
(貝木が好きだから、恋物語を好きになったようなモノです。単純にストーリー的に見てもかなり面白い回ではありますが、)
恋物語では、貝木の思想や哲学がこれでもかと積み込まれていて、貝木のどうしようもないぐらいの救われなさが描かれていて、最終的には忍野扇や忍野メメ・臥煙伊豆湖への重要な伏線が貼られ、ストーリー的にもセカンドシーズンを締めくくる重大な展開を見せてくれます。
きっと、僕と同じ貝木好きな変態は、同じように「恋物語」が一番好きなことでしょう。
以下の、恋物語のOPなんか、何十回もリピート再生しました。
ということで、なぜ僕が貝木を好きになったのか・・
その他、
僕が阿良々木暦を嫌いな理由や、「化物語」がつまらないと思った理由、そして最も感動して泣いてしまった回などを、以下の記事にてまとめているので、ぜひ見てみてください。
→ 物語シリーズ(化物語~)の感想・考察と登場人物の名言まとめ(アニメ) ~忍野扇・メメや臥煙伊豆湖の正体、貝木泥舟の死亡等
ではまた、じゃーねー。