先日、会社も休みで予定も無し、安定の、暇を持て余した休日だったので、その日は1日アニメを見ることにしました。
「何を見ようか・・・」
特に、前々から見たい、、、といったモノも思い浮かばず、グーグルさんに聞くことに。
『大人にオススメのアニメ』
検索結果に出てきた「まとめサイト」の中から、適当にチェックし、適当に選択したのが、
「最終兵器彼女」でした。
このアニメ、もうずいぶん前から名前は知っていたのですが、見たことは無く、気分的にちょっと「重め」のモノを見たいなと思ってたので、
「最終兵器彼女」という、タイトルからしてちょっと「重め」のモノを選択しました。
そしたら、予想通りと言うか予想以上に「重め」のモノで、
陰鬱キャラの僕が、陰鬱アニメを見て、よけいに陰鬱的な気分になってしまったので、このままじゃヤバいと感じて、
陰鬱記事を書くことで、少しでも、陰鬱メンタルを晴らしたいなと、そーゆー風に思って、今回このアニメを見て、思った事・感じた事をつらつらと書いていきたいと思います。
【最終兵器彼女の紹介動画(MAD)】
「最終兵器彼女」のあらすじと、見どころ
とりあえずは、まずこのアニメがどーゆー「ストーリー」となってるかを、ザッとまとめたいと思います。
舞台は、北海道にある高校
そこに通ってる、「しゅうじ」と「ちせ」が主人公とヒロインになります。
「しゅうじ」と「ちせ」は、お互いに惹かれあっていき、恋人として付き合っていく事になるのですが、
ある日、ちせは、政府に拘束され、戦争用に最適化された兵器にされてしまいます。
普段は「人間」としての見た目を装ってますが、戦争が始まると、姿形が人間とは大きく変わっていきます。
そして、「ちせ」の兵器としての戦闘力は凄まじく、群を抜いています。
その事から名づけられたのが、「最終兵器彼女」
また、本編での戦争のスケールはかなり大きく、最終的には、宇宙規模で「地球」を守るための最後の希望が彼女であり、最終兵器彼女の「ちせ」なわけです。
どちらかというと、もう「SF」ですね。
ただ、そういった「SF」チックなシーンもあれば、
学園恋愛ストーリーにありがちな、純粋で繊細な人間ドラマや、胸が痛くなるような恋愛シーンもあり、
かと思ったら、戦争において、同級生や親友が死んだりと、生死が絡むような陰鬱で残酷なシーンもあるので、なかなか一言では表しにくいストーリーになります。
あえて言うなら、
『恋愛 × 戦争 × SF』
この3要素が交りあった、ストーリーとなってます。
最終兵器彼女のヒロイン「ちせ」の宿命が悲しすぎて、感情移入しすぎてしまった、、
(1話の最終シーン:僕が泣いてしまったセリフです)
上述している通り、普通の女子高生だった「ちせ」は、突如政府に拘束されてしまい、「兵器」にされてしまいます。
ただ、普段のちせは、以前となんら変わらない「人」としての姿形をしてるので、普通の女子高生で、高校にも普通に通っています。
また、「人」としての思考や感情、記憶はそのままなので、「しゅうじ」の事を思う気持ちや人間的な感情は、なんら変わっていません。
そんな中で、
- 自分だけ、他の人とは違う生き物である事の悲しみ
- 本当の自分を、誰にも言えないし、誰にも知られちゃいけない孤独感
- 自分の手で、大量の人を殺さなければならない苦悩
- 自分の体なのに、自分でコントロールできない恐怖
- そして、「兵器」として活動していくうちに、「心」まで兵器化してしまうんじゃないかという不安
世界中で一人だけ、、、一人だけが背負う宿命。
他人と違う。みんなと違う苦悩。そして、それを誰にも相談できない苦しみ。。。
大好きな人からも、恐れられ怖がられてしまう悲しみ。
そんな「ちせ」の絶望感が、僕の涙腺を何度も何度も刺激しました。
【ネタバレ注意】 最終兵器彼女の最終回(結末)。。。あの何とも言えない感じについて、考察してみた
「最終兵器彼女」を最後まで観た人は、きっと納得できると思います。
ハッピーエンドなのか・バッドエンドなのか・・・微妙すぎる結末、、、
どーやら、僕と同じような人は非常に多かったみたいで、ネット上で色々調べてみると、「最終兵器彼女の最終回」について、賛否両論、多数の意見がありました。
ちなみに、「最終兵器彼女」は、マンガ(原作)、アニメ、実写(映画)とありますが、それぞれで微妙に結末が違うようです。
僕が観たのは、「アニメ」だけですが、
アニメでは、「世界の終焉」に向けて、地球上で生き残っている人々は、それを受け入れ、それぞれの時間を過ごしていきます。
・クラスで催し物を開いたり
・告白を決意したり、
・家族と一緒に過ごしたり
そんな中で、「世界の終焉」は始まり、「しゅうじ」が最後に向かったのは、「ちせ」との思い出の場所であり、約束の場所。
そして、「世界の終焉」に巻き込まれ、全てが終わったと思った次の瞬間・・・
「しゅうじ」が目を開けた先に広がっているのは、真っ白な世界。
全てが消え去り、何もない真っ白な世界。そこに自分だけが居る。
そんな、何が何だか分かんないまま、気が動転している時に、後ろから聞き覚えのある「ちせ」の声が。
ちせは、「しゅうじ」の心の中で呼んでいた。
ちせは、「しゅうじ」の心の中で生き続けていて、記憶としてずっと残っている。そんな「ちせ」の姿が、具現化し実体として、「しゅうじ」の前に現れます。
本編では、そんな二人だけの世界、、、他に誰もいない世界で、二人一緒。
そこで、愛を誓い合って幕が閉じました。
だから、一見「ハッピーエンド」かな・・・?と思わせるのですが、
結局二人以外の、地球上の全ての人やモノが消滅するので、見方によっては「バッドエンド」にもなり、なんとも言えない気持ちになってしまうのです。
ちなみに実写版では、結局、世界は生き残り、「ちせ」だけが居なくなるそうです。
(まだ、コッチの方がキレイな終わり方ですよね)
こんな感じで、僕が観たアニメの最終回は、スッと終わらせてくれず、歯切れが悪いまま、良い感じの余韻に浸らせてはくれませんでした。
と、、、
こんな感じで、アニメを観て感想記事を書いてたら、僕の休日も、もーすぐ終わりそうです。
気分が陰鬱であろうが無かろうが、月曜日(出勤日)は否応なくやってくるので、そろそろ眠りにつきましょうか。
では。
1962年生まれのおっさんです。もう、何度読み返したか・・・読み返す度に切なくなります。キモイと笑うなら笑ってくれ!
私も今見終わりました…
久々の良アニメでした
心に残る、寄生獣のような
あー…悲しく心にくる
っとなんとも表現しにくい感情が残った感じですね