どーもー、共依存的な恋愛関係に憧れていた「ゆとり」でーす。
というのも、この記事を書くまで、「共依存」の意味をちょっと勘違いして理解していて、
「お互いがお互いに依存していて、その人無しでは生きていけない。。」
こんな感じの意味で理解していて、「そんな関係うらやましい。僕もそんな恋愛をしてみたいな!」なんて思っていたんですが、
どーやら、本当の「共依存」の意味や特徴はちょっと違っているようで、今回は正しい「共依存」について、色々と調べてまとめてみました。
(上記の意味が間違っているわけでは無いですが、もっと複雑というか、言葉が足りない感じになります)
で、、
(正しい)共依存とは・・・自分と相手がその関係性に過剰に依存しており、片方を「共依存者」、もう片方を「被共依存者(パートナー)」と定義される。
共依存者は、パートナーの世話や面倒を過剰におこなっていき、パートナーが共依存者に依存していくと同時に、共依存者もパートナーへ依存していく状態を指します。
(パートナーの世話や面倒を見る事が、共依存者の生きがいや満足感に繋がっている)
例を挙げたら分かりやすいでしょう。例えば、
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アルコールやパチンコ依存症の夫と、それを献身的に支える妻の関係
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何でもやってあげる親と、その子供(大人の年齢)の関係
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ニートの彼氏を養っている女性の関係(ヒモ状態)
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一方が仕事も家事も全部やって、もう一方がずっと遊んでいるような関係
※間違っちゃいけないのが「世話をする側(共依存者)」も、それが生きがいや満足感になり、相手に依存しているという事です。
なので、「あの人(夫)は、私が見捨てたら生きていけません」、「辛いけど離れられない」なんて言ってる人は、要注意ですね。
ちなみに、「共依存」のもともとの意味(語源)は、「アルコール依存症の人との関係に束縛された結果、自分の人生が台無しになってしまっている人々」のことを指していたようです。
というわけで今回は、さらに詳細な共依存者の特徴や改善方法について。
また、僕自身が共依存者かどうかの診断チェックもおこなってみました。
以下、目次。
- 共依存者の特徴や原因まとめ ~パートナーになりやすい人の特徴も!
- 共依存関係の末路(DVや自殺等)と、改善・克服方法について
- 最後に・・・僕自身が共依存症かどうかチェックしてみた結果
共依存者の特徴や原因まとめ ~恋愛カップルや親子・夫婦など、パートナーになりやすい人の特徴も!
まずは、共依存者の特徴について以下にまとめてみました。
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「自分に自信が無い」
共依存者は、自分自身の価値を低く見る傾向にあり、自分一人ではやっていけない・生きていけないと思っています。
なので、人生の目的や自分のあるべき姿等を分かっていない人が多いです。
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「他人(パートナー)への依存心が強い」
自分自身に価値が無いと思っているため、他人から自分の価値を見い出そうとして、他人に依存してしまいます。
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「自分よりも他人を優先する」
上述のとおり、共依存者は他人から自分の価値を見い出そうとするため、自分より相手を優先します。
その結果、自分を犠牲にしたり、過剰に相手の世話や面倒を見たりするわけですね。
なので、面倒見がいい人や人助けが好きな人、頼まれてもないのに率先して相手の為に何かやってしまう人は注意が必要です。
共依存は、「人助け病」とも揶揄されますから。
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「自分よりも他人を優先する(パート2)」
・人の顔色ばかり伺っている人
・Noと断れない人
・相手の気持ちに敏感すぎる人こんな人も注意です。
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「DVを受けても許してしまう」
共依存者は、DV等ひどい仕打ちを受けても、最終的にはいつも許してしまうのが共依存のタイプです。
さらには、それらの耐性が付いてきて、大したことじゃないと思い始めたり、自分の責任だと勘違いしたりもします。
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「パートナーが自分に依存するような行動を取っていく」
世話焼きが完全にコレですね。
共依存者は、相手の面倒や世話を過剰にして、相手が自分から離れられないように依存させていくのです。
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「客観的な正しい判断ができない。」
「(DVを受けても)自分に責任があるんだ」「あの人には、私が居てあげなきゃダメなんだ」
といったような強迫観念にとらわれやすく、現実や問題を直視できず、客観的な判断ができない傾向にあります。
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「セッ●スが楽しめない」
相手から嫌われないために、愛されたいがために、相手からセッ●スを求められれば嫌でも受け入れてしまいます。
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「看護婦、介護士、カウンセラーに多い」
共依存者は、これらの職業に付いてる人が多い傾向にあります。
どれも、他人の面倒や世話を見る仕事で、ストレスフルな仕事に引きつけられる傾向も影響しているとか。
また、非共依存者よりも所得が低い傾向があるようです。
以上、共依存者の特徴でした。
続いて、
共依存に陥ってしまう、根本的な原因について。
これは、共依存者の幼少期の頃の家庭環境が大きく影響していると言われています。
劣悪な家庭環境で育ち、親に世話をされたり愛されたりした記憶が薄い・無いといった人達がほとんどとか。
その結果、自分に自信を持てなかったり、自身への愛情を注げなかったりして、自分の価値を他の誰かに依存するようになってしまい、必要以上に相手に世話をしたり面倒を見たりして共依存へと陥っていくのです。
また、共依存者の両親も共依存関係にあるケースが多いと言われています。
蛇足ですが、最近「メンヘラ」や「ヤンデレ」と呼ばれている人達も、このような原因があったり、上述している特徴に多く当てはまる人が多いように感じます。
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一方で、共依存者のパートナーになってしまう人達も、以下のような特徴を持っています。
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「夢追い人」
夢ばかり語って現実を見れていないような人ですね。売れないバンドマン等
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「依存症」
アルコール、パチンコ、薬物、性依存、自傷行為等々、何かしらの依存症を抱えている人です。
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「無職、ニート」
という感じで、要は”ダメ人間”をパートナーに選びやすいんですね。
それは、共依存者がパートナー(ダメ人間)と比較して自分のほうが優れていると感じることができるためです。
そーして、「自分が助けなきゃ」・「自分が居なきゃダメ」と思ってしまうわけですね。
共依存関係の末路(DVや自殺等)と、改善・克服方法について
共依存関係は、結局のところ双方とも泥沼にハマっていき良い結果には至りません。
共依存者が献身的に相手(パートナー)の面倒や世話をしていくことで、相手は徐々に何もしなくなっていき、(仕事を辞めたり、家事をしなくなったり、引きこもりになったり)
結果的に、相手が成長・自立する機会を阻害してしまいます。
そして最終的には、アルコールやパチンコ・性依存・自傷行為などの依存症を患(わずら)ったり、問題行動(DVや虐待)を引き起こしたりして、双方ともに重度のストレスを抱え込み、精神疾患や鬱病、最悪の場合は自殺にまで発展してしまうケースもあります。
何にしても、その末路は酷いもので幸せにはなれないんですね。
(そうと分かっていても抜け出せないのが、共依存の恐ろしいところなんですが・・)
「では、どうやったら改善・克服できるのか・・」
そのポイントについて、以下にまとめてみました。
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「距離を取る」
これが、最も効果的なポイントです。
共依存者とパートナーの距離を取ること。
パートナーが何かしらの依存症(アルコールやパチンコetc)だったり、ニート・無職だったとしても、共依存者が離れないと、その状態や関係性は一向に良い方向にいかないでしょう。
共依存に関する有名な研究では、アルコール依存症の人が、共依存の家族と一緒にいると、その(アルコール依存症の)克服が困難であることが判明しました。
ほとんどの臨床ケースにおいて、共依存者が依存を後押ししてしまっている事実が判明したのです。
(共依存者は、結局のところパートナーの悪い習慣を容認し、それだけではなくその習慣を支え、手助けをしていまうのです)
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「自分の人生を生きる」
パートナーの人生では無く自分の人生を生き、自分自身を一番大切に考え行動していくことです。
仕事や趣味など何でもいいので、それらを通して、自尊心や自信、生きがいを見つけてください。
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「自分は自分、他人は他人」
自分と相手は違う人間です。
自分のした事や置かれた状況は自分の責任。相手についても然りです。
なので、相手のした事や状況について、自分の責任や罪だと思わないでください。
「救えない人は、救えないのです。」
以上です。
全体の参考元 : ウィキペディア:共依存
最後に・・・僕自身が共依存症かどうかチェックしてみた結果
ここまで、共依存の特徴や改善方法についてまとめてきましたが、最後に僕自身が共依存者なのかどうか・・・そのチェックをすることにしました。
チェックするのは、以下のサイト。
上記から分かるとおり、各質問事項にチェック形式で答えていくようだ。
質問は全:20問あり、質問内容は、
- 自らを犠牲にしてまでも、相手を助けたり、世話をしたりするのが好きだ。
- 罪の意識を感じやすく、相手の問題は自分のせいだと思い込みやすい。
- 被害者意識にとらわれ、自分は犠牲者だと思い込み、弱々しくなる。
といった問いに答えていきます。
そして
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結果は、20問中、4問のチェックで、
あなたの共依存度は低いでしょう。
相手との距離のバランスは悪くありませんが、ややお節介傾向があるかもしれません。
優しさとお節介の差を客観的に判断することを心がけてみてください。
という結果でした。
上述のとおり、僕自身は共依存者では無いみたいですね(お節介傾向があるかもと言われていますが)
ちなみに、この診断チェック。
チェックが少なければ良いというわけではありません。
少なければ少ないほど「共依存」では無くなりますが、逆に、「自己中心的」だということになります。
なので、まぁバランスが重要ってことですね。
(僕はチェックが少ないから、どちらかといえば、自己中心にならないよう気を付けた方が良いという事になります)
ではまた、じゃーねー。